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ID105552
ハンドルネームナリナリ
性別男性
年齢44
身長164.5
住所神奈川県
職業会社員
登録日2003年05月23日
トレーニング目的大会出場
トレーニング場所鶴見川
利用プール(非公開)
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横浜駅伝ボランティア体験レポート

横浜駅伝ボランティア初挑戦。綱島の会場まで自宅から6キロ。準備運動がてら走って行く。現場を取り仕切るのは、横浜月例の藤本さん。僕の属する新横浜走友会の会長でもある。今回、予想を超える参加者に、急遽借り出されることとなった。猫の手の役に立つか分からないド素人だが、務まるのか。計測チップなしの、まったくの手作り大会に、2000人を越える参加者を、さばけるのか。期待と不安で一杯。早速着替えと朝食を済まして、受付の準備。皆手馴れたもので、だれかれともなく、これといった指示のない中、それぞれが自分の仕事を見つけて、準備は進んだ。僕は、参加賞とパンフレットを渡す係りになった。商品と引き換えに、ゼッケン等が入った封筒にチェックを入れる。参加予定チーム総数は、431チーム。受付を訪れるのは、各チームのリーダー達だ。緊張感に包まれたいい顔をしている。こちら側から、参加者を観察する機会は今回が初めてである。少しでも、緊張がほぐれてくれればいいなあと、なるべく名前を読んで、確認し、がんばってくださいとか、給水しっかりねとか言うながら手渡した。特に大きな問題なくスタート時刻15分前に受けつは完了した。この時点では、1チームも欠席なし。しかしこれで終わりではない。本番はこれからだ。本日の僕のメインの仕事は、ゴールするアンカーのゼッケン番号の読み上げ係り。トップが帰ってきてから、最終ランナーが帰ってくるまで、約2時間。集中力を切らさず、瞬時に正確に、明瞭にゼッケンを読み上げ、記録係りに伝える。何にしろチップ計測ではなく、旧式のタイムレーダーを使っての、計測だ。来年からは、たすきにチップを装着しハイテク化を図るとのことである。今回のような、人海戦術は、最後。その名誉ある最後の仕事を任されて、ひそかに誇りに思う。さて、その仕事が始まるまでには、まだ時間がある。暇だからといって、そこら辺をぶらぶらしていられるほど甘くはない。なにせ、僕の手でも借りたいくらいの忙しさなのだ。かといって遠くに離れるわけにも行かないので、ゴール計測地点周辺の、交通整理をすることにした。ちょうどこの地点は、たすきの受渡しゾーンでもある。ここに人が集中する。自分のチームの走者がいつ帰ってくるのか、次の走者は、早く確認したくてしょうがない。コースをふさいでしまうくらいにランナーの人垣が膨れあがる。女性ランナーも大勢いるので、手で押すわけにも行かない。声を枯らさんばかりに、叫び続ける。「コースに出ないで下さい!」「ランナーが走れるようにコースを広く開けてください!」皆お構いなしに押し寄せる。早いチームは、混雑のないところをスーッと受渡しするし、走りもたすきの受け渡しにもなれているので、何の問題もないのだ。なれないチームは、団子状態で、しかも、最後の最後で、ラストスパートして思いっきり駆け込んでくる。競り合ってもみ合いながら転がり込んできて、その上リレーゾーンが、大渋滞となっている。怪我や、トラブルが起きないのが不思議なくらいだ。しまいには、次の走者が現れなくて、迷子になってる人がいる。ひどいチームは15分くらい叫び続けている。一緒に探してあげるが、一向に現れない。まるで見当違いのところからひょっこり現れたりする。「なんだこんなところにいたんだ!」(そうだよここが受けたしゾーンなんだよー!)大爆笑の渦が沸き起こる。なんとも人のエネルギーの大きさをあらためて感じた。でも皆とても楽しそう。すったもんだの挙句、とうとうアンカーにたすきが渡った。すでに、弁当を平らげて、これから始まる大仕事への準備万端だ。最終走者は、8.195キロを走る。恐らく30分足らずで戻ってくるはずだ。緊張の面持ちで、テントを離れ、記録係の女性とともに、ゴールライン近くに移動。先導バイクが帰ってくるのが見える。視力は、左右ともに1.5の特技を生かして、ナンバーを読み取る。ダントツの一位だから、ここは落ち着いて対処できる。順調に100位くらいまでは、記録をとる。仕事に集中しているのではあるが、この時点では、皆が一生懸命がんばって、たすきをつなぐその姿に、ひそかに一人感激しながらこなしていた。なんとすばらしい一日なんだろう。皆を幸せにするお手伝いが出来て、ほんとうにうれしい!などと感傷に浸ってる暇もなく、この後、地獄が始まる。厄介なのがここから300位くらいの中途半端なゾーン。ほとんど団子状態で最後までもつれ合いながらゴールしてくる。しかも、最終ランナーなので、たすきは最後までつけたまま。ゼッケンが隠れている。そういう時は、すばやく後ろについていき、ナンバーを読み行く。3人のランナーが最後まで競り合いながらゴールして来た。一人は遠くからでは、たすきに隠れてナンバーが読めない。ゴールした3人を追いかけ、記録係に番号を叫んで伝えたつもりだが、歓声に包まれて、声が届いていなかった。次から次へと最終ランナーがゴールしてくる。その記録も続けないといけない。結局、一チームのゼッケン番号を記録し損ねた!この失敗が心にひっかかりながらも、最終走者は待ってくれない。もう一箇所別のところで記録をとっている。そこで、ナンバーを割り出せば何とか分かるかもしれない。とにかく、最終ランナーが帰ってくるまでは、この仕事に集中するしかない。最後尾のチームのたすきが、アンカーにー渡った。あのランナーなら、40分そこそこで帰ってくるだろう。コース上には、もう1チーム。ゴール前50メートルからみんなの拍手がはじまった。暖かい雰囲気に包まれて、ついに最後のランナーがゴールした。ほっと一息するのもつかの間。答え合わせの時間だ。もう一箇所でカウントしていた記録から、僕らの書き残したチームが判別できた。よかった。鶴見川沿いの河川敷、広場のあちこちでビニールシートを広げて各チーム楽しそうに打ち上げを始めている。そのかたわらで僕らはもくもくと後片付けに取り掛かり、ひと段落経ったところでようやく役員集合。大会実行委員長の〆のあいさつ、缶ビールをひとついただき、遠回りして、一時間ほど走って家路に着いたのでした。またひとつ、ランニングを通して、貴重な体験をさせてもらいました。心配されたけが人、病人は、予想外に少なかった。脱水生で救急車で運ばれていった人は、一名。走り終わってから気分が悪くなって、救護テントで横になった人が一名。2000人を越える参加者で、かつ、あの炎天下。ほとんど奇跡に近い結果ではなかろうか。役員の数は、少なすぎるとの声も多かったが、ベテランぞろいの少数精鋭だからこそここまでのことが出来た。心配なのは高齢化。恐らく、僕が役員最年少に近いのではないか。今後10年を見据えて考えると、僕らの年代で、このような裏方に参加できる人材がここまでそろえられるのか。先輩方を頼もしく感じたとともに、その偉大さ。反比例して自分たちの年代の心細さに不安を隠せない。ともかく、こうして、僕の初ボランティアの一日は終わったのでした。

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スポーツダイアリースタート 2003年05月 2003年05月 2003年05月 2005年09月